西川チェーンって
どんな店?

4代にわたる老舗店。品揃えにこだわり、地元のお客さまの暮らしを
サポート。
埼玉県加須市
『ホームファッションしまばやし』

開放感のある明るい店内。多彩な商品群でバリエーションも豊富

埼玉県北東部に位置する加須市。東京都市圏であり、産業と住宅が混在する埼玉県の中心的な都市の一つです。ここに、今回ご紹介する『ホームファッションしまばやし』があります。モダンな外観が街に映え、遠くからでも見つけられる大きな看板が目印です。

店舗は2フロアに分かれており、1階は寝具・小物・インテリアが各種、多数揃っています。白を基調にした清潔感のある明るい雰囲気で、フロアを仕切る柱や壁がないため、入るとすぐに店内全体を見渡すことができます。

ふとんコーナーは店内奥に設置。品揃えには自信ありという「しまばやし」だからこその豊富なボリュームで、ダブルサイズやクィーンサイズ、お子様向けのものまで多彩に用意されており、来店する人を迎えてくれます。

もちろん、ふとんカバーや毛布、肌かけふとんなども、「寝具専門店」ならではの豊富な品揃えで、お客さまの暮らしを支えています。
近所の保育園に合った仕様でお店手作りのお昼寝ふとんはこれからがシーズンとか。

ふとんコーナーの手前には、「まくら体感コーナー」を設けています。枕選びでお悩みの方も、常時40種類もの枕を展示していますので、きっとピッタリの枕を見つけていただけるはず。話題のオーダーメイド枕もご紹介していますので、お気軽にお尋ねください。

日用品も多く取り揃え、女性らしさが感じられる親しみやすい空間に

店内中央にはタオルコーナーがあり、こだわり抜いて選ばれた今治タオルを取り揃えています。木箱を使ったナチュラルなディスプレイが印象的で、思わず手に取りたくなってしまいます。

店内を見回ると、タオルコーナーのほかにも至るところで「女性らしさ」を感じ、お店づくりに携わられている店長のお母様と奥様のセンスと思いやりが伝わります。

その思いは品揃えにも反映されており、エプロンやアロマグッズなどの日用品も豊富にラインナップされています。

2階はベッド専用コーナー。説明を聞きながら寝心地が試せる

靴を脱いで2階に上がると、フロア全体にベッドが陳列されていて、まずその多さに驚かされます。マットレスの素材や硬さなど、プロの丁寧な説明を聞きながら寝心地が試せるので、お客さまにあった逸品を見つけることができるはずです。靴を脱いでいるので、気兼ねなく寝転べるのも魅力の一つです。

ベッドは1階のふとんコーナー前にも用意されています。メッドメイキングしたサンプル商品を展示していますので、トータルで寝具のご購入をお考えのお客さまには、特にイメージしやすいと好評です。

~西川チェーンの店にインタビュー~
『ホームファッションしまばやし』4代目 嶋林正記
同じチェーン店での修行を経て、社会のことも業界のことも一から学んで

お店の歴史を教えてください

嶋林氏正式な年代は定かではないのですが、創業は私の曽祖父のころです。曽祖父は滋賀県近江の出身で、西川の創業地と同郷という縁から、東京でかや等の製造卸業を始め、西川の指定工場として営業していました。今とは逆で、私どもが西川へ商品を卸していたわけです。当時、曽祖父は息子である祖父と二人でリヤカーを使い、日本橋まで納品していたそうです。疎開して現在の埼玉県加須に移りましたが、戦後しばらくは商品を倉庫に保管し、別の商いで生計を立てていたようです。

しかし西川チェーン店発足時にお声を掛けていただき、寝具専門店として再出発しました。「腕があるのにもったいない」と先代の商才を買われてのことだと聞いています。二代目である祖父の時代には、皇室にお納めしていた歴史があるという話を子供のころに、祖母からよく聞かされました。
その後、昭和43年に法人化し、昨年の平成30年には50周年を迎えることができました。

社長が4代目を継ぐことは、幼少のころから決まっていたのですか?

嶋林氏いえ、父に家業を継ぐように言われたことはありませんでしたし、私自身も考えていませんでした。学生時代は野球部に所属していて部活に一生懸命でしたので、店の手伝うというようなことはありませんでした。
ところが、高校3年生の夏に店舗が火災で全焼してしまいました。火災のお見舞いに来て下さった、西川チェーン店のとあるオーナーの方が、私に「修行にこないか」とお声を掛けて下さり、父と相談してお世話になることにしました。
高校卒業直後の私は、業界のことどころか社会人としてのマナーも知らない若造。挨拶の仕方など初歩的なことから教われたため、本当に感謝しています。通常3年程度で修行を終えるところを、あえて5年間お世話になり、再建した家業に戻りました。

学んだことで印象に残っていることは何ですか?

嶋林氏お客さまのご要望は簡単にお断りしないこと。修業先の社長からは、お客さまからお尋ねされたものが取り扱いのない商品でも、すぐに断るのではなく、念のために確認するように指導を受けました。「無駄になるかもしれないが確認する時間は使うように」と言われました。誠意を持って対応するという教えだと思っています。
その思いは今も私の中で持ち続けていて、取扱商品にはかなりこだわりを持っています。せっかく来ていただいたお客さまに「ない」とお断りすることがないよう、種類やサイズなど豊富に揃えるようにしています。

お店を継いでみてわかったことがありますか?

嶋林氏店舗周辺は昔からの住宅地ですが、最近では新しい世帯も増えてきています。
修行でお世話になったお店は東京・品川にあったので、お客さまの層も幅広く様々でした。実家に戻ると客層が全く違ったので、商売の仕方も異なりました。最初はそのことがわからず、自分が学んできたやり方を通そうとして父とよく衝突しました。しかし、父は何十年もの間、地域に密着した商売を続けてきたということを理解し、地元にあった商売の方法を新たに考えるようになりました。
「商売で大事なのはモノじゃない、人だ」というのが父の口癖で、今では親子三代でお付き合いいただいているお客さまもいらっしゃって、新生活を始められるお子さまを連れて新生活用の寝具を買いに来て下さいます。

お客さまからはどういったご相談が多いですか?

嶋林氏取引先の西川では「眠りの相談所」を企画されていて、西川チェーンのなかでも数店舗展開されているお店がありますが、正直なところ、当店ではそうした眠りの相談に来られるお客さまは少ないです。睡眠というよりも、むしろもっと具体的な「首が痛い」「肩が痛い」というお悩みから、ふとんや枕など、寝具の相談をされるといったケースが大半を占めます。今後は睡眠への悩み相談といったニーズがますます増えていくことを予想して、当店でも「眠りの相談所」を開設したいとは思っていますが、まずは、地域のお客さまのご要望のお応えしつつ、新しいご提案ができるようにチャレンジしていきたいと考えています。

2階のベッドコーナーについてお聞かせください

嶋林氏先代である父の時代から設けています。ベッドの需要は今後ますます大きくなり、伸び続けると考えたそうです。
ベッドは家具店で買うという人は多いと思いますが、家具としてではなく、寝る道具(≒一日の疲れをとる道具)として、良いベッド選びのお手伝いをしたいという思いがあります。西川のベッドは品質がよく、お使いいただいたお客さまからは高評価をいただけています。そのため、実際にその寝心地を試していただければ、きっとそのよさが伝わると確信しています。
実際、お客さまにも「ベッドは家具ではなく寝具です」とお伝えしています。だから、ふとん屋である当店が店舗の規模を生かし、ベッドを豊富に取り扱っていることをアピールしています。少しずつ硬さの違うマットレスをご用意していますので、実際に寝転がってその寝心地をお試しいただければ、きっとピッタリなものに出合えるはずです。
ベッドは大きな買い物ですので、何度もお店に通われるお客さまも多いと思います。当店では多くの商品を取り扱っていますし、私たち眠りのプロがお客さまにあったベッドをご提案しますので、納得するまで時間をかけてお選びいただけると思います。

最後に、今後の目標をお聞かせください。

嶋林氏そろそろ老朽化に伴うお店のリニューアルを考える時期かなと思っています。ベッドコーナーは当店の強みなので、リニューアル後も継続する予定ですが、どのフロアに設置するかなど、初めてのお客さまにどうストレスなく選んでいただけか、じっくりこれから検討していきたいと思います。
現在、近隣保育園の指定寝具店に採用していただいているので、園児のご家庭に向けてのアピールにも取り組んでいかなければいけないと考えています。お客さまを「待つ」だけでなく、来店していただけるきっかけづくりも大事にし、これまで以上に地域の方々とコミュニケーションを図っていきたいと思っています。

ホームファッションしまばやし

  • 住所 〒347-0045
    埼玉県加須市富士見町10-26
  • 電話番号 0480-61-2523
  • 営業時間 9:30~19:00
    (定休日 月曜日)

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