2019年10月04日 カテゴリ:眠り

眠りの可視化で検証!オーダーメイドピローの実力

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眠りの可視化で検証!オーダーメイドピローの実力
前回、お届けした「自分にぴったりの枕選び!オーダーメイドピローを体験」に続き、今回は検証編!「ねむりの相談所」で貸し出している計測器を使い、オーダーメイドピローの使用前と使用後で、眠りに変化が起きたのかを調査しました。
 
2週間の検証期間を終え、今回も「ねむりの相談所」へ。“眠りのプロフェッショナル”であるスリープマスターが、眠りの状態を丁寧に解説してくれました。読者の方も今夜から実践できる、より良い眠りのためのアドバイスも必見です!
 

「睡眠環境解析サービス」で、睡眠の状態を可視化!

「ねむりの相談所」では、計測結果から眠りの状態を導き出す「睡眠環境解析サービス」を行っていて、解析結果に基づいてスリープマスターがアドバイスをしてくれます。

今回もオーダーメイドピロー作りを体験したときと同じく、「&Free ねむりの相談所 有楽町マルイ店」の店長・竹内由紀子さんが指南役!

「活動量計」と呼ばれる計測器で体の向きや体動を検知し、睡眠状態測定します。

オーダーメイドピローの実力を検証するために使用したのが、コインほどの大きさの「活動量計」です。これを身につけることで、睡眠時間や寝姿勢、日中の活動量を計測し、眠りの状態を可視化してくれるのだとか!

ちなみに活動量計は、衣類のウエスト部分に装着する仕組み。お風呂やプールに入るときを除き、常に身につけているのが理想的です。
 

“使用前”の状態では、眠りの浅さが明らかに!

オーダーメイドピローの使用前・使用後の違いを明確にするため、活動量計を装着した2週間のうち、前半の1週間はふだんどおり、後半の1週間はオーダーメイドピローを使用して就寝しました。

ちなみに筆者は、もともと枕を使わずに寝るタイプ。今回も前半の1週間は、枕なしの状態です。

枕なしで就寝した1週間の解析データ

活動量計によって「睡眠時間・寝つき・睡眠効率・睡眠の質・日中の活動量」の5項目をスコア化し、眠りの状態を5段階評価で知ることができます。

枕なしで就寝した1週間は、全体を通しての評価は5段階中と2と3というあまり芳しくない結果でした。

枕なしで就寝したある1日の解析データ

また、1週間ごとだけでなく、1日単位の評価も確認できるのが、このサービスの強み!

この日のアイコンは、どこか悲しげな表情…。「1日の活動グラフ」と「体の向き」に注目して、結果を見てみることに。


「1日の活動グラフ」のうち、横に延びたグレーの帯が就寝中であることを示し、縦に延びた赤線が布団に入った時間、オレンジの線が入眠した時間を示しています。特に評価が低かったこの日は、布団に入ってから入眠するまで、2時間以上かかっていることがわかります。

グラフを見た竹内さんから「お布団に横になってから、スマートフォンなどを見ていませんでしたか?」と鋭い指摘が…!「寝る前にスマホを見ることは、頭にたくさん情報を入れるのとイコール。すると脳が覚醒し、寝つきが悪くなります。さらにはスマホの画面が放つ強い光によって、眠りが浅くなってしまうんです」。

グレーの帯の中にある、縦に延びたピンクの線は覚醒や浅い睡眠状態を示していますが、就寝中に何度も覚醒し、全体的に眠りが浅くなっていたようです。



さらに竹内さんは、「体の向き」にも注目。「右向きが8%なのに対し、左向きが27%。あまりに左右のバランスが悪いと、どちらか一方の肩が痛むなど、体のコリを引き起こすことも。枕を変えることでも改善が期待できるんですよ!」。

オーダーメイドピローによって体の向きに変化が生じたのか、期待が高まります!
 

オーダーメイドピロー“使用後”のデータを公開!その結果はいかに?

次はいよいよ、オーダーメイドピローを使用した、後半1週間の解析データをチェック!まずはオーダーメイドピローを使い始めた初日のデータを見てみると、測定結果は5段階中3のまずまずな結果。

オーダーメイドピローで就寝した1日目 

しかし、「1日の活動グラフの赤い線とオレンジの線を見てください」と竹内さん。2つの線の間隔が狭く、布団に入ってから15分足らずで眠りについたことがわかります。さらにはピンクの線が示す覚醒の回数も少なく、「全体的に、よく眠れていたようですね」と、まずまずの評価!

オーダーメイドピローで就寝した4日目

さらにオーダーメイドピローに変えて4日目になると、アイコンに笑顔が…!測定結果が「心地よく眠れています」に変化しました!竹内さんによれば、「4日が経過し、体が枕に慣れてきたことが考えられます」とのこと。

左右のバランスが悪かった体の向きが均等になっています。「オーダーメイドピローは、横向きの寝姿勢も考慮して高さを調整しています。そのため寝返りが打ちやすくなり、左右のバランスが改善されたのかもしれません」と竹内さん。ちなみに理想的な寝返りの回数は、一晩に20〜30回。適度な寝返りを打たないと体の一点に負荷がかかり、血流低下を招くこともあるそうです。

また、竹内さんが特に注目したのが、覚醒を示すピンクの線。「覚醒が起こる時間帯や回数も、改善傾向にありますね。起床に向けて、覚醒の数が少しずつ増えていくのが理想的。そうすると自然と目覚める準備ができ、気持ちよく起床できるんです」。あらためてグラフを確認すると、起床する9時過ぎに向け、7時30分ごろから数回の覚醒が起きています!

オーダーメイドピローを使い始めて以降、寝起きの体の軽さを感じていましたが、その漠然とした実感が実証されました。さすがは、オーダーメイドピロー!
 

寝室環境をチェックして、改善への道をサポート!

筆者の体感からも解析データからも、オーダーメイドピローの実力が明らかになりましたが、「改善の傾向は見られるものの、ちょっと気になるのが、起床に向けて覚醒が起こる時間帯が、やや早めなことですね。もう少し深い眠りを得られると、より睡眠の質が上がるはずです」と竹内さん。

オーダーメイドピローを使い続けるだけでも、さらなる改善が望めるはずですが、「ねむりの相談所」では、より多角的なアドバイスを受けられるんです!


そのために使用したのが、こちらも「ねむりの相談所」でレンタルできる「寝室チェックシステム」。枕元に置くことで「温度・湿度・照度(明るさ)・騒音」の4項目が計測でき、その名のとおり、寝室の環境をチェックできる計測器です。筆者も実際に使用しましたが、手のひらにすっぽり収まるサイズのため、邪魔に感じることはありませんでした!

寝室チェックシステムによる、ある1日の解析データ

筆者の場合、寝室の湿度がネックであることが判明。そこで役立つのが、「寝室に対するお勧めの寝具」です。寝室の温度や湿度、計測した季節に合わせたアイテムが表示され、寝具を用いた改善策をとることができます。

また、すぐにでも実践できる対策として、竹内さんは「皆さん、意外と見落としがちなのがエアコンの除湿機能。寝室内を除湿することで不快感が解消され、眠りの質が向上するケースがあるんですよ」とアドバイス。

また、騒音に関しても改善した方が良いとのこと。騒音に関しては「テレビやラジオを消すことはできても、外から聞こえる音に関しては、対策が難しいですよね。そうした場合、耳栓を使って騒音を遮断したり、騒音でイライラしてしまわないようにリラックスできる寝室環境を作るため、アロマの香りを取り入れるのもひとつの手です」。


「ねむりの相談所」には、快適な眠りをサポートするアイテムがずらり!アロマオイルも、就寝前の心を落ち着かせる香りや爽やかな朝を迎えるための香りなど、シチュエーションに応じた複数のタイプが用意され、「眠りの浅い方には、夜用の香りがオススメです」と竹内さん。寝具にスプレーできるミストタイプもあり、たしかにぐっすり寝られそう!
 

“自分の眠り”を知るには「ねむりの相談所」へ!


オーダーメイドピローの検証に使用した「睡眠環境解析サービス」も、より具体的な改善策を知ることができる「寝室チェックシステム」も、計測器のレンタルは各1,000円(税抜き)。計測後のカウンセリングは無料です!

たしかな知識を持つスリープマスターが、ひとりひとりに合わせたアドバイスをしてくれる「ねむりの相談所」。眠りの悩みの相談や測定だけでも受け付けてくれるとのことです。オーダーメイドピローに興味がある人も、そうでない人も、まずは気軽に足を運んでみて、自分自身ではなかなか知り得ない“自分の眠り”を知ってみてはいかがでしょう?
 

&Free ねむりの相談所 有楽町マルイ店

nishikawaの直営店であり、スリープマスターが常駐する「ねむりの相談所」の旗艦店。寝具だけでなく、快眠をサポートするアロマフレグランスや肌触りに特化したタオル製品も取り扱い、睡眠にまつわるお悩み相談も実施。

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