2019年08月31日 カテゴリ:眠り

眠れないあなたに…ぐっすり眠れるアロマ講座

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眠れないあなたに…ぐっすり眠れるアロマ講座
羊の数を数えてみたり読書をしてみたり…、なかなか眠れないときに行うと良いとされることは数多くありますが、「香り」を取り入れているという人は意外と少ないはず。なかでも、植物の香りが心身にさまざまな効果をもたらす「アロマテラピー」は、睡眠力向上に大きな影響を与えることで知られています。快眠に導いてくれるアロマについて、アロマセラピストの和田文緒さんに教えていただきました。
 

アロマオイルと睡眠の関係性とは?

「香り」は“睡眠スイッチ”をオンにするのに有用な存在。副交感神経を優位にし、睡眠モードにしてくれるものには、音楽を聴いたり絵画を見たりとさまざまな手段がありますが、「香りを嗅ぐ」のもそのひとつです。
 
嗅覚は五感の中でもっとも原始的で、ダイレクトに脳に伝わる感覚です。ほかの感覚よりも速く刺激が脳に到達するため、活動モードから睡眠におけるリラックスモードへと神経のスイッチを切り替えやすいという特徴があります。

 

睡眠の症状別、快眠のためのアロマオイル



アロマオイル(精油)には、香りによってさまざまな効果があります。睡眠時におすすめなのは、「鎮静」「リラックス」「バランス調整」といった働きをもった香り。具体的には以下の香りがおすすめです。
 
●頭が冴えて眠れない人へ
「ラベンダー(真正ラベンダー)、スイートマジョラム」
高ぶった神経をリラックスモードへと導いてくれる香り。リラックスアロマの代表とも言える香りで、心身ともに緊張をほぐし、落ち着かせてくれるでしょう。
 
●不規則な生活などで寝つきが悪い人へ
「ローズゼラニウム、ベルガモット」
心身のバランスを整えてくれる香り。上がりすぎたり下がりすぎたりする神経をフラットな状態に整えてくれる効果があります。マンダリンなど好みの柑橘系の香りでもOK。
 
●ぐっすり快眠したい人へ
「クロモジ、ヒノキ、スギ」
どれもいま注目の「和精油」。国産の原料から抽出された香りです。特にクロモジには「リナロール」という芳香成分が含まれており、質の良い睡眠に役立つことが科学的にも証明されている樹木。ヒノキやスギの香りにも森林浴をしているようなリラックス効果があり、快眠へと導いてくれます。
 
アロマオイル(精油)には、組み合わせることで相乗効果を発揮したり、単品だときつい香りをマイルドにしてくれたりする効果も。ここでは、おすすめのブレンドもご紹介します。
 
●真正ラベンダー+スイートマジョラム
それぞれ鎮静効果の知られているアロマオイルですが、ブレンドすることでより強力な鎮静効果をもたらします。「ラベンダーの香りだけでは眠りにくい」「ラベンダーの香りは苦手だけれどマジョラムの香りは好き」という人にもおすすめの組み合わせ。
 
●ベルガモット+スイートマジョラム
ベルガモットの調整力に、スイートマジョラムの鎮静効果が合わさって、自律神経のバランスを整えながら気持ちの高ぶりを抑えることが可能に。たとえば、夜遅く帰宅してベッドに入っても仕事モードが続いてしまい、頭が冴えている方におすすめです。

 

同じ香りでも真逆の効果に!香りを選ぶときは「学名」に注意

 好みの香りには個人差があるので、基本的には自分自身が心地良いと感じる香りを選ぶのがおすすめです。ただし、同じ名前の香りでも、種類によって真逆の効果をもたらすアロマオイルもあるので要注意!商品説明を参考にしたり、お店の人に聞いたりして購入すると安心です。

 

プロおすすめ!睡眠力を上げるアロマオイルの使い方

一般的に、ディフューザーなどの専用アイテムを使って楽しむことが多いアロマ。もちろんそれでもOKですが、毎日の睡眠に取り入れるならお手軽なほうがうれしいですよね。最後は、ヘトヘトに疲れた夜でも使いやすい、和田さん直伝の睡眠アロマの取り入れ方をご紹介します。
 
● お部屋や寝具にシュッ!ふんわり香るアロマスプレー
睡眠時に香るアロマオイルは、心地良く感じる濃度が大事。ディフューザーだと香りが強いと感じる人には、空間にふわりと広がるスプレータイプがおすすめです。
 
■材料
・容量50mlのスプレーボトル
・無水エタノール:10ml
・水:40ml
・アロマオイル:10滴(最大でも20滴まで)
 
■作り方
①ボトルに無水エタノール、アロマオイルの順に入れ希釈する。アロマオイルは随時、香りを確認しながら量を調節。
②水を加えてスプレーボトルをよく振って全体をなじませたら、完成。
 
■POINT
・「ラベンダーとベルガモットを6:4」や「マジョラムとラベンダーを5:5」など、好みの香りを組み合わせて作っても◎。
・香りの強いものは少なめに入れるようにしましょう。ふわりと香るくらいに留め、濃度を濃くしすぎないよう注意。
・ボトルにアロマオイルを入れる際は、瓶をふってボトボト出すのはNG。瓶を傾けて、1滴ずつ自然に出るのを待つのが正しい方法です。
 
 
●疲れた夜でも簡単!即席快眠アロマテラピー
もっとも手軽でおすすめなのが、マグカップを使った方法。お湯を入れたマグカップにアロマオイルを2、3滴垂らすだけで、簡単にアロマテラピーができます。お湯の蒸気によって空間全体に優しく広がるので、睡眠時にぴったりです。
 
睡眠をサポートしてくれるアロマオイルで、癒やされながら睡眠力アップ!体調や時間によっても心地良いと感じる香りは変わってくるので、自分と相談しながら上手に取り入れてみてくださいね。

 

アロマセラピスト

和田文緒さん

香りと植物の研究家。シーズ代表。英国IFA認定アロマセラピスト・AEAJ認定アロマテラピーインストラクター。東京農業大学大学院 農学研究科修了。天然精油を使ったコンサルテーションや精油ブレンド・施術・「香りの手仕事ワークショップ」・初心者からプロのセラピストを対象にセミナーなどを行っている。著書に『アロマテラピーの教科書』(新星出版社)がある。

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