2018年02月11日 カテゴリ:眠り

睡眠の不思議

睡眠の不思議

睡眠中のからだの中では何が起こっているの?

睡眠中、私たちは無意識にも関わらず、寝返りを打ったり、寝言を言ったりしますよね。また、睡眠中に美肌がつくられるというのも有名な話。

いったい、睡眠中の身体ではどのようなことが起こっているのでしょうか。その謎を解明してみましょう。

睡眠は、美容と健康に欠かせない成分の生産工場

睡眠中には、さまざまな細胞が活発に働きます。その代表が、疲労回復や肌の再生を促してくれる成長ホルモン。この成長ホルモンが活発に分泌されるのは、最も眠りの深い寝入りの3時間で、皮膚の形成や新陳代謝が盛んになるのもこの時間帯です。「寝る子は育つ」「美人は夜つくられる」という言葉には、このような根拠があるのです。しっかり睡眠をとることで翌日のお肌の調子もよくなるんですよ。

グラフ Q:あなたはシンデレラタイムを知っていまsか。

また、起床から約14~15時間後には、眠気を促す「メラトニン」が分泌されはじめ、寝入る頃に最高値に達します。メラトニンは、体温調整やほかのホルモンの分泌調整などを促し、睡眠中の身体機能を回復する効果があります。そして目覚める頃には、身体の活動を高めるホルモンである「コルチゾール」が上昇。その他睡眠中には、さまざまな生理的変化があります。しかも、レム睡眠時とノンレム睡眠時には、まったく異なる生理状態をみせるのが睡眠中の人体のさらなる不思議なのです。

睡眠中のちょっぴり恥ずかしいあの行為は治せるの?

●いびきを軽減するには

睡眠中の「いびき」。意識が無いのでかいているのか自分ではわからないかもしれませんが、気になりますよね。睡眠中は鼻や舌、のどの奥の筋肉が緩むことで咽頭が狭くなり、空気抵抗が大きくなるため、いびきをかきやすくなります。特に、上向きに眠って口を開いているといびきをかきやすいので、気になる方は横向きで寝てみましょう。また、疲れているときやお酒を飲んだときも筋肉が緩みやすいのでいびきをかきやすくなります。

●歯ぎしりを軽減するには

歯ぎしりも睡眠中の特異な現象。ある意味いびきより恥ずかしいと感じる方も多いかもしれませんので、治したい睡眠中のクセでもありますよね。成長期の子どもの場合は、顎とかみ合わせのバランスがとれていないために起こることがあるとされていますが、成人の場合は、精神的な不満や緊張が原因となることが多いようです。規則正しい生活を心がけ、ストレスを発散させましょう。症状がひどい場合は、歯医者さんに相談する必要なども出てきます。

●睡眠時無呼吸症候群の緩和には

最近よく聞くようになった睡眠時無呼吸症候群は、アレルギー性鼻炎など鼻に原因がある場合、扁桃腺が大きいなど咽頭に原因がある場合、肥満などが原因で起こります。眠りが浅くなるため睡眠不足になりやすく、高血圧や心不全の原因にも。急死するケースもあるので、病院で治療を受けることが大切です。

睡眠時に身体で何が起こっているの?

1.呼吸

入眠とともに呼吸数は減り、ノンレム睡眠には緩やかに。
特に、深い眠りの時は、極端に少なくなります。

2.発汗

睡眠中は、体温を調節するために約コップ一杯もの汗をかきます。
眠りにつくと胸部などで発汗が始まり、次第に減少をはじめ、明け方には最も少なくなります。レム睡眠には、特に多くの汗をかきます。

3.体温

睡眠中は下がり、明け方に近づくにつれてあがります。
皮膚の温度は、頭は低く手足は高い「頭寒足熱」型です。

4.血圧

入眠後低下し、睡眠の後半から明け方にかけて次第に上昇。
レム睡眠時には、血圧が乱れます。

5.心拍数

睡眠が深くなるにつれて減少します。
レム睡眠には一時的に増加し、不規則になります。

6.寝返り(体動)

寝返りには、血液の循環を促したり、温まりすぎた場所を冷やしたりするための大きな動きで、一晩に20回以上あらわれます。健康な人ほど、睡眠中に身体をよく動かします。

7.筋肉

睡眠中は、基本的に筋肉は緩和した状態です。レム睡眠時はノンレム睡眠よりも筋肉の緊張がほどけ、筋肉の疲労が取れやすい状態になります。

8.ホルモンの分泌

睡眠が一定の深さになると成長ホルモン・副賢皮質ホルモン・性腺刺激ホルモン・甲状腺刺激ホルモンなどの分泌が盛んになります。

9.その他

  • 胃酸分泌物は減少。ただし、レム睡眠時には増加します。
  • 胃の痛みなどで夜中に目が覚めるのは、レム睡眠です。
  • 尿量は減少。特にレム睡眠時には著しく減少します。
  • 金縛りはレム睡眠時に起こります。身体が動けなくなります。
  • 寝言は夢と連動しているように感じますが、実はほとんど無関係。夢を見ないノンレム睡眠に起こる現象です。

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