2018年08月15日 カテゴリ:人生と睡眠のお話聞かせてください

サウナのために毎朝4時起き!マンガ家・タナカカツキ先生に訊く「リラックスの話」

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サウナのために毎朝4時起き!マンガ家・タナカカツキ先生に訊く「リラックスの話」
東京西川には、眠りをサポートするコンサルタント“スリープマスター”という資格があるんです。そのなかで2人の女性スリープマスターが結成したのが、睡眠の大切さを伝え、悩みを解決する“すやすや部”。この連載は、すやすや部の2人が、さまざまな職業の方のお仕事や人生といったパーソナリティに迫りつつ、ご自身の睡眠のアレコレについて伺う連載です。
 
今回は、大人気玩具「コップのフチ子」の生みの親であり、マンガ家・サウナ大使・水槽園芸家…などなどたくさんの顔を持つ、タナカカツキ先生にお話を聞いてきました!


マンガ家/サウナ大使/水中園芸家
タナカカツキ先生
 
1966年、大阪府生まれ。1985年にマンガ家デビュー。2011年に刊行された『サ道』をきっかけに、日本サウナ・スパ協会から“サウナ大使”に任命される。サウナ大使は、世界で長嶋茂雄さんとタナカ先生の2人だけ。著書に『オッス!トン子ちゃん』や、天久聖一さんとの共著『バカドリル』などがあるほか、カプセルトイ『コップのフチ子』の企画原案も務める。最新著書は『はじめてのサウナ』(リトルモア)。
 
オフィシャルサイト
タナカ先生のTwitter


夢への“掟”は「マンガ家を目指すなら、マンガは読むな!」

すやすや部:タナカ先生は、どうしてマンガ家になられたのですか?
 
タナカ先生:そもそも僕の幼少期って、職業の選択肢が少なかったんです。絵が好きな子どもが夢見る職業は、画家かマンガ家。しかも当時は、“マンガの入門書”がすごく流行っていたんですよ。もれなく僕も、マンガの入門書を読みました。8歳のころです。そこに書いてあったのが「マンガ家を目指すなら、マンガは読むな。文学や映画に芝居など、一流の文化を吸収し、マンガで表現しなさい」。入門書の教えをひたすら守り、マンガは一切読まず、18歳のときにデビューしました。
 
すやすや部:入門書の教えも驚きですが、その教えを守り抜かれたことにも驚きです!
 
タナカ先生:おかげさまで、いろいろな文化に触れましたよ(笑)。デビュー以降も、芝居やバンドをやりました。当時、『イカ天』という番組が流行っていたので、時代に翻弄されるまま。コンピューターも、わりと早い段階で入手して。1993年にはマッキントッシュのコンピューターで、CGをやり始めました。


「もれなく」という言葉がお好きなタナカ先生。もれなくマンガ家を目指し、もれなく演劇に触れ、もれなくバンド活動も(笑)
 

ワンクリック時代に逆行する「コップのフチ子」の大ヒット

すやすや部:コンピューターは、いまのお仕事にもつながるエピソードですね。では、カプセルトイの「コップのフチ子」ちゃんは、どのように生まれたのですか?
 
タナカ先生:マンガ家って、頭で考えたアイデアを絵にする仕事ですから、つぶしが利くんですよ。そのアイデアはマンガにもできるし、テレビや芝居の台本にもできます。フチ子ちゃんも、いわばアイデアの有効活用ですね。奇譚クラブという玩具メーカーから、「何か作ってくれ」と依頼を受けました。既存のものに頼らない、どこもまだやっていないようなアイデアから商品を作るメーカーさんです。


一世を風靡した「コップのフチ子」©タナカカツキ / KITAN CLUB

すやすや部:結果、ものすごいヒットですよね。私も探しました、「どこに行ったら、手に入るんだろう」って。
 
タナカ先生:ありがとうございます。最初に企画を出したのが、#(ハッシュタグ)という言葉が出てきた時期でね。そこで、SNSなどで、OLさんがランチの写真をアップするときに、少し面白い写真になればと思って考えた企画です。でも、こんなにヒットするとは予想外でしたよ。もしかすると、ガチャガチャという売り方が良かったのかもしれません。ワンクリックで何でも届く時代に、何が出るかわからない、そもそもお目当てのガチャガチャがどこにあるかもわからない(笑)。


毎朝4時起床。正午には仕事を終え、サウナへ

 
すやすや部:タナカ先生といえば「サウナ」のお話も欠かせません。あらためて、サウナの魅力とは?
 
タナカ先生:僕にとってのサウナは、究極のリラックス方法です。僕、マンガも描くしCGもやるし、水中園芸もやるんですよ。水中園芸にしても、こまめに植物の世話をして、石を磨いて…骨の折れる作業なんです。でも、夢中だからストレスフリー。神経が癒されます。とはいえ、何かに集中して前傾姿勢を続けていると、血流が滞り、疲労物質がたまっていきます。そんなときにね、一番良いのがサウナ。血流を促すサウナに入り、一点集中。
 
すやすや部:サウナに入り、どこか一点を見つめ続ける、ということですか?でも、サウナですよ、あの暑さですよ!
 
タナカ先生:だからね、良いんです。あの暑さだから、どんどん汗が噴き出して、ハァハァとして、考えごとはできません。頭に浮かぶのは、水風呂のことだけ。まさに一点集中です。次に水風呂に入ると寒くなって、暖を取りたいという思いに一点集中。しかも温冷の状況を行き来しているので、すごく血が巡ります。もう、ポンプですよ。
 
すやすや部:「寒暖を欲することに一点集中!」というわけですね。まさに究極を感じます(笑)。ちなみに休息という意味で、眠りもリラックス方法のひとつですが、タナカ先生の睡眠時間は?
 
タナカ先生:だいたい5時間くらいです。23時に床について、朝4時に起床します。4時に起きるのも、サウナのためですね。平日の午後は空いていますから。4時に起きて8時間労働すると、お昼にはヘトヘトなんですよ。脳が酸欠状態。そこからサウナに行くと、リフレッシュできます。まるでもう一度、朝を迎えたような気分です。


この日も先生行きつけの「スカイスパ YOKOHAMA」にて取材を敢行


睡眠に悩み続けたタナカ先生、抱きまくらデビュー!?


すやすや部:4時に起きて、正午には8時間労働が終わっているなんて、1日が2倍になったような気分が味わえそうですね。
 
タナカ先生:生産性が上がりますからね。働き方改革として、政府に提案したいくらいです。ただ、眠りに関しては、もっとテクニカルに質を上げたいですね。僕、十代のころから、まくらを使っていないんですよ。高校生のときにやっていた部活が異様に厳しく、毎晩のように金縛りに襲われて…。どうにか眠ろうと導き出した法則が、仰向けで眠らないこと。当時の習慣が抜けず、いまだにまくらを使えません。
 
すやすや部:金縛りにも諸説ありますが、レム睡眠中になんらかの原因で脳が覚醒していると考えられます。身体の筋肉は弛緩しているので、思うように身体が動かないような錯覚に陥ります。当時のタナカ先生のようにストレスや疲労が蓄積すると、途中で覚醒しやすくなるので、やはり部活動が一因だった可能性は高いですね…。
 
タナカ先生:なるほど…仰向けって無防備でしょう?無防備な状態かつカラダが動かないから、「誰かに乗られたら終わる、何かが倒れてきたら終わる」と。恐怖から逃れるために、仰向けで寝ることをやめたんですよ。
 
すやすや部:先生と同じく「安心感があるから」と“うつぶせ寝”を好み、まくらを使用しない方もいます。ただ、この状態が続くと首や肩に負担がかかりやすくなるんです。そのため、“うつぶせ寝”の方には、抱きまくらをオススメしています。実際、すごく人気なんですよ。横向きでの睡眠がラクになるので、いびき予防にもなりますし、まくらを抱えることから安心感も!
 
タナカ先生:抱き枕、ちょっと躊躇していましたね。ネーミングのせいでしょうか、枕を抱いて寝たら、男として終わるんじゃないかと…。でも、僕ももう51歳ですから、そろそろ解禁ですね。いまこそ、抱き枕。うん、いいですね。


若き日は躊躇していた抱き枕の使用。「枕を抱いて寝ている場合じゃないでしょう!」という気持ちだったそう

 

“全裸でサイン”も快諾できるほど朗らかに。サウナのススメ

すやすや部:抱きまくら、ぜひ試してみてください!お腹ですっぽり抱えなくても、足元に挟むだけで、足腰にかかる重さを分散してくれます。体の負担が軽減でき、寝やすくなるはずです。形や大きさにも種類があるので、タナカ先生の寝方に合わせ、形をアレンジできるタイプが良いと思いますね!
 
タナカ先生:睡眠の質は長らくの悩みでした、ありがとうございます。西川さんのまくらから、始めてみようと思います。
 
すやすや部:のちほどオススメをお伝えしますね(笑)。金縛りや睡眠時の姿勢に悩む方は多いので、お話を伺えてとても参考になりました。最後になりますが、この企画、「人生と睡眠」を大きなテーマにしています。読者に向けて、人生を豊かにするヒントをください!
 
タナカ先生:そんな大仰なお話はできませんが、やっぱりサウナはオススメですよ。僕の場合、ふとアイデアが湧くのもサウナです。サウナでは裸で、周囲に人がいるので、無礼な振る舞いはできません。開放感と緊張感を兼ね備えた状態が、良いのでしょう。それに適度な開放感によって、朗らかになれます。僕、サウナの中で、サインを求められることがあるんですね。「先生の本を持ってきているので」って。全裸で自分の名前を書くって、ちょっとした屈辱ですよ。でも、サインします。ビショビショの手で、ビショビショの本に。そのくらい朗らかになれますから、ぜひ、サウナを体験してみてください。タナカ先生の最新作『はじめてのサウナ』を読んでから臨んでいただけると、感激もひとしおだと思います。

自らのアイデアを源泉に物語を紡ぎ出す、マンガ家というお仕事。私たちの想像を絶する、想像力と集中力が必要なはずです。タナカ先生の創作を支えていたのは、やっぱりサウナ!そして抱きまくらデビューをし、より質の高い眠りを得たタナカ先生が、どんな作品を生み出してくれるのか…。期待が膨らむばかりです!
 
その期待を胸に、今夜もぐっすり、おやすみなさい♪
 
※取材協力
スカイスパYOKOHAMA
http://www.skyspa.co.jp/
 




東京西川スリープマスター・アロマテラピーアドバイザー
杉原桃菜
 
東京西川・日本睡眠科学研究所認定のスリープマスター。社内では主に販売員教育などを担当しているほか、全国で眠りに関するセミナーや寝具選びのコンサルティング、快適な睡眠環境づくりのアドバイスを行う。現在、ラジオ番組「磯山さやかのGoodナイト!Goodトーク!」(ニッポン放送)に出演中。

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